S3/GolfR XDSキャンセルの真実

電子制御、とよばれる機能で良い評判を聞くことはほぼない。どちらかというと、泣き所扱いだと思う
S3、GolfRには、XDSと呼ばれる電子制御が2014年から搭載されている。空転した内輪トラクション回復の為に、ブレーキを利用する仕組みだが、この機能の悪影響で純正キャリパーが 異常発熱ゆがんでしまった実例まであるようだ
じゃあXDSキャンセルしよう、となるがこれも簡単。一万円程度のツールを使えば、on/off/以外に強弱まで設定できる。たったこれだけで、僕らの車は電子制御無しで走らせることができる
電子制御の無いS3。どんなものか想像したが、荷重が外側に乗るコーナーで、内輪が空転し外輪に出力がかからない、いわゆるアンダーなのが想像出来た。この場合の解消方法は左足ブレーキなのかもしれないが、それこそXDSが担っていた機能だろう

サーキットの連続周回はさておき、日常生活+ちょっとしたスポーツドライビングでXDSが邪魔になることはほぼない。また、LSDのように高価なチューニング費用やメンテナンスコストも発生しない、極めて実用的で合理的な、高出力4駆の回頭性を上げてくれる装置と言えるのかもしれない
今回の投稿は通っているショップで聞いた話、私の実体験では無い。ただ、今までよく聞いたXDSの低評価に真っ向から向き合う話だったのが面白かったのと、内容がストンと腹落ちした印象深い話だった
こんなディープな知識や見解こそが、チューニングショップの実力だと思う。こういった物に裏付けられた提案だから信頼出来るのだ
私の車はLSDを入れていないので、サーキットは数週アタックしたら、クーリングもしくは戻る、といったルールを改めて意識しようと思った次第 。機能を把握すれば、コントロールは出来る筈
※UKのVWサイト確認した所、まんま以下の記載があった
You’ll experience a more agile, precise and calm driving performance with better traction out of bends. In other words, you can enjoy sporty driving in your Volkswagen, knowing you have a reassuringly higher level of safety.
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